感想|ホリー・ジャクソンのミステリ小説2選

ホリー・ジャクソン

こんにちは。ルーシーです。

イギリスのミステリ作家Holly Jackson(ホリー・ジャクソン)の本を続けて2冊読みました。

この2冊は、ほぼ上巻下巻と言ってもいいほど話が繋がっているので、

先に「自由研究には向かない殺人」の方を読むことをお勧めします。

自由研究には向かない殺人|あらすじ

自由研究には向かない殺人
直訳:グッドガールの殺人ガイド

イギリスのバッキンガムシャー・リトル・キルトンという町で少女の失踪事件が起きた。

その少女は今も行方不明のままだが、当時恋人だった少年が自殺したため、少年の犯行(殺人)とみなされ事件は完結となる。

しかしその少年と親しかったピップは、そのことがどうしても信じられない。

5年後、女子高生となったピップは、学校の課題である「自由研究」を口実に、独自に事件を調べ直そうと思いつく。

『自由研究には向かない殺人』書籍情報

原題:A GOOD  GIRL’S  GUIDE  TO  MURDER

作者:Holly Jackson/ホリー・ジャクソン

訳者:服部京子

出版社:東京創元社

発売日:2021年8月27日

ページ数:581ページ

2020年にチルドレンズ・ブック・オブ・ザ・イヤーを受賞

感想

ピップの調査方法はおもに関係者へのインタビュー。

あとはフェイスブックなどのSNSの投稿をチェック。

時に証言の真実性を確かめるため、危険な人物に会いに行くところなどは読んでいてハラハラ・・・。

その行動が刑事さながら、いえ、それ以上!

ピップのsns

何より小さな町で起きた事件ということで、疑わしい人物は知り合いであることも多く、調査が進むにつれ、まさかの人物にたどり着く。

人の心に潜む表裏一体の善と悪

普段は心のバランスが取れていても、些細なきっかけで悪に傾いたとき、人は思いもよらない行動をとってしまう・・・そう感じながら読み終えました。

続編「優等生は探偵に向かない」|あらすじ

優等生は探偵に向かない

「自由研究には向かない殺人」で登場したピップが、再び調査に乗り出すストーリー。

きっかけは、友人のコナーから「兄が失踪したので探して欲しい」と頼み込まれたから。

お兄さんがなぜ消えたのか、事件に巻き込まれたのか、もしかして殺されてしまったのか・・。

なかなか手がかりがつかめないまま時間だけが過ぎていく。

今回はSNSとポッドキャスト配信を使い、真相に向かって体当たりで調査を開始する。

『優等生は探偵に向かない』書籍情報

原題:Good Girl, Bad Blood

作者:Holly Jackson/ホリー・ジャクソン

訳者:服部京子

出版社:東京創元社

発売日:2022年7月20日

ページ数:560ページ

感想

ピップは<グッドガールの殺人ガイド>というタイトルで、最新の犯罪実録をポッドキャストで配信するようになっていた。

優等生は探偵に向かないpodcast

お兄さんの失踪は、家出なのか事件なのか、手がかりがつかめないまま後半へと進んでいくが、ある日ようやく1つの仮説が立てられるまでに行き着く。

それからの展開はものすごく早かったですね。

前作同様またしても思いがけない人物が関わっていて、よりハードな結末を迎えました。

次回は三部作目「As Good As Dead」が刊行予定されているそうです。

巻末にある「阿津川辰海さんの解説」の中で紹介されていた本5選

「自由研究には向かない殺人」を読んで思い出した本だそうです。

①「この町の誰かが」ヒラリー・ウォー

ありふれた町で少女が殺された。その事件をインタビュー形式で描くスリリングあふれる物語。

②「理由」宮部みゆき

超高層マンションに生きる家族の悲劇の物語。

③「ユージニア」恩田陸

旧家で起きた大量毒殺事件、真相はいったいなんなのか。

④「Q&A」恩田陸

郊外の大型商業施設で起きた重大死傷事故。質問と答え(Q&A)だけで物語が進行するシリアスドラマ。

⑤「誰かがこの町で」佐野広美

高級住宅地の恐ろしい秘密を描いた物語。

それではまた。

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ルーシー
読書好きの主婦です。絵画鑑賞や植物園、遺跡や占いが好きです。このブログは本の感想を中心に、行って良かったところ、素敵だなと思ったことなどを書いている雑記ブログになります。