ミステリの感想|M・W・クレイヴン『ストーンサークルの殺人』

ストーンサークルの殺人のアイキャッチ

こんにちは。ルーシーです。

イギリス・カンブリア出身のミステリ作家M・W・クレイヴン「ストーンサークルの殺人」を読みました。

主役は、国家犯罪対策庁の重大犯罪分析課のワシントン・ポー

シリーズの順番は以下の通りです。

  1. ストーンサークルの殺人
  2. ブラックサマーの殺人
  3. キュレーターの殺人

①「ストーンサークルの殺人」

書籍情報

タイトル:ストーンサークルの殺人

原 題:The Puppet Show

著 者:M.W. Craven

訳 者:東野さやか

発売日:2020年9月3日

出版社:早川書房

ジャンル:ミステリ

ページ数:文庫本582ページ

英国推理作家協会賞最優秀長篇賞ゴールドダガー受賞作

あらすじ

カンブリア州には多くのストーンサークルがあり、そのあちこちで次々と焼死体が見つかる事件が発生。

3番目に発見された焼死体の体に、なぜか国家犯罪対策庁のワシントン・ポーの名前と「5」の数字が刻まれている。

なぜ私の名前が・・・・? 

5とは5番目はお前だという殺人予告か?

犯人の見当もつかぬまま、自分が狙われている恐怖を抱えながら犯罪捜査を開始する。

原題は「The Puppet Show]

ストーンサークルの殺人の挿絵

意味は人形劇、人形遣い。

このストーリーは、裏で誰かが糸を引いて人を操っているということ

科学捜査がすごい

マルチスライスコンピュータ断層撮影装置(MSCT)

これはX線と液体染料を用いて遺体の3D画像を作成する高度な医学的調査法。

これでスキャンすると、生前、死後につけられた傷を割り出せるようで、焼けた体からそんなことまで調べられるのかと驚きでいっぱいになる。

この化学分析を行う分析官がワシントン・ポーの相棒的存在ティリー・ブラッドショー

この二人のコンビは読んでいて面白い。

年の差もあるけれど正反対の性格。だけど捜査になると息が合う。

ストーンサークルの殺人の挿絵

イモレーションマン

焼死体が見つかる場所はいつもストーンサークル。

焼死体となった人のことをイモレーションマンと表現してあり、このイモレーションとは「生贄として火あぶりにする」という意味。そういうメッセージ。

いったい誰が裏で操作しているのか?

ポーもイモレーションマンにされてしまうのだろうか?

緊張でいっぱいになってくる。

まとめ

いろんな歴史的事件や科学捜査が引用されていて、最後までスピード感あるストーリーでした。

そして真相には悲しい物語がつきもの。

これはポーと分析官ティリーのコンビだったからこそ、最後まで事件を追い続けられたのかもしれない。

と、それくらいいいコンビだと思いました。

シリーズ2作目は「ブラックサマーの殺人」です。

それではまた。

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ルーシー
読書好きの主婦です。絵画鑑賞や植物園、遺跡や占いが好きです。このブログは本の感想を中心に、行って良かったところ、素敵だなと思ったことなどを書いている雑記ブログになります。