読んだ本の感想を書いています。
緻密に練られた15年の結晶『カササギ殺人事件』の感想
アンソニー・ホロヴィッツの『カササギ殺人事件』を、やっと読むことができました。 以前から気になっていたものの、上下2巻というボリュームに少し躊躇してしまい、なかなか手をつけられずにいました。 同じくらい分厚くても、一冊で...
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アンソニー・ホロヴィッツの『カササギ殺人事件』を、やっと読むことができました。 以前から気になっていたものの、上下2巻というボリュームに少し躊躇してしまい、なかなか手をつけられずにいました。 同じくらい分厚くても、一冊で...
サムエル・アウグスト・ドゥーセの『スミルノ博士の日記』を読み終えました。 この小説は、北欧スウェーデンのミステリー作品です。 探偵レオ・カリングが難解な殺人事件に挑み、物語が進むにつれて次々と謎が解き明かされていくテンポ...
DANN McDORMAN(ダン・マクドーマン)のデビュー作『ポケミス読者よ信ずるなかれ』を読み終えました。 この作品は、単なる推理小説に留まらず、読者である「あなた」に直接語りかけながら進むことで、物語に強く引き込んで...
ジョン・ディクスン・カーの『悪魔のひじの家』を読み終えました。 本作は、1998年の邦訳の改訳文庫版で、原著は1965年に発表された作品です。 カーは『密室殺人』や『不可能犯罪』の名手として知られ、この作品でもその才能が...
141年の時を経て、ついに邦訳されたという『コールド・バック』を読みました。 『コールド・バック』は1883年の作品ということで時代背景が難しいのかなと思いましたが、そんな心配は必要ありませんでした。 リンク 物語は主人...
タイ出身の作家 ラッタウット・ラープチャルーンサップ(Rattawut Lapcharoensap) による短編集『観光』を読みました。 著者は1979年シカゴ生まれ、タイのバンコク育ち。 「観光」は2005年に英語で発...
アレックス・マイクリーディーズのデビュー作『サイコセラピスト』を読みました。 原題は『The Silent Patient』 リンク 実は2作目である『ザ・メイデンズ ギリシャ悲劇の殺人』の方を先に読んでいて、その独特の...
アガサ・クリスティーの「ナイルに死す」新訳版(2020年)を読みました。 この小説は1937年に発表され、エジプトのナイル川を舞台にした、エルキュール・ポアロを主人公とするミステリー小説です。 今回私は、先に映画「ナイル...
2024年1月出版の新訳版『グリーン家殺人事件』を読みました。 この小説は、昔ながらのミステリーが好きな人にはたまらない作品でしょう。 舞台は1920年代の雪降るニューヨーク、富裕なグリーン家で起こる連続殺人事件を描いた...
ウィル・リーチの『車椅子探偵の幸運な日々』を読みました。 この本は、脊髄性筋萎縮症(SMA)を持つ主人公ダニエルが、玄関から見た奇妙な出来事に巻き込まれるストーリーを描いています。 タイトルに「探偵」とあるけれど、シャー...