感想『スケープゴート』とにかく面白かった心理サスペンス
もし自分と瓜二つの人間に出会い、その人の人生を突然背負わされてしまったら・・・。 そんなドキリとする場面から始まるのが、ダフネ・デュ・モーリアが1957年に発表した小説『スケープゴート』です。 「入れ替わり」という古典的...
もし自分と瓜二つの人間に出会い、その人の人生を突然背負わされてしまったら・・・。 そんなドキリとする場面から始まるのが、ダフネ・デュ・モーリアが1957年に発表した小説『スケープゴート』です。 「入れ替わり」という古典的...
今回読んだのは、クリスティン・ペリンの『白薔薇殺人事件』(原題 How to Solve Your Own Murder)です。 タイトルからしてクラシックな雰囲気が漂っていて、ストーリーは犯人当て(フーダニット)の伝統...
アンソニー・ホロヴィッツの人気シリーズ第5弾『死はすぐそばに』を読み終えました。 これまでのホーソーン&ホロヴィッツシリーズ一覧(1〜5作) 第1作 『メインテーマは殺人』 The Word Is Murder( 201...
今回読んだのはM・W・クレイヴンの『ボタニストの殺人(原題The Botanist)』 今作は上下二巻セット。 ワシントン・ポーとティリー・ブラッドショーの名コンビが活躍する、シリーズ第5作目です。 第1作『ストーンサー...
『ターングラス』のタイトルの下には、副題として「鏡映しの殺人」という言葉が添えられています。 読み終えてその意味がわかってくる頃には「鏡映し」の効果がじわじわと沁みてきます。 物語は二つ収められていて、 ひとつは1881...
アンソニー・ホロヴィッツのホーソーン&ホロヴィッツシリーズ。 1作目『メインテーマは殺人』2作目『その裁きは死』3作目『殺しへのライン』 今回読んだのは、第4作目となる『ナイフをひねれば』です。 これまでは、ホロヴィッツ...
ホーソーン&ホロヴィッツ・シリーズ3作目の『殺しへのライン』 1作目『メインテーマは殺人』、2作目『その裁きは死』と読んできて、やっと3作目を手に取ることができました。 でも、今回のストーリーはこれまでとはち...
今回、キャロル・ローレンスの『クレオパトラの短剣』を読了しました。 序盤ではミステリだと思っていたのですが、読み進めるうちにその印象は大きく変わり、私の中では「歴史小説」に分類したくなる一冊 になりました。 舞...
本を選ぶとき、これはどんなテーマの本なのか?と、帯を読んだり裏表紙のあらすじを読んだり チェックするのが楽しみの一つ。 今回読んだ『終着点』は、サスペンスの雰囲気をまといつつ、社会派のテーマがじんわりと効いてく...
『そして誰もいなくなった』(原題:And Then There Were None) は、1939年、アガサ・クリスティが49歳のときに発表した作品で、名探偵ポアロもミス・マープルも登場しないノン・シリーズにあたる一作で...