感想|ピーター・スワンソン『9人はなぜ殺される』――Nine Lives が示す、9つの人生のゆくえ
ピーター・スワンソン『9人はなぜ殺される(原題:Nine Lives)』は、アガサ・クリスティの『そして誰もいなくなった』と『ABC殺人事件』へのオマージュがはっきりと感じられるミステリです。 ある日、9人のもとに突然「...
海外ミステリピーター・スワンソン『9人はなぜ殺される(原題:Nine Lives)』は、アガサ・クリスティの『そして誰もいなくなった』と『ABC殺人事件』へのオマージュがはっきりと感じられるミステリです。 ある日、9人のもとに突然「...
海外ミステリ無実の人を救うこと。 それが、弁護士という仕事の根っこにある想い。けれど、その想いを少しだけねじれた形で貫く男がいる。 ローレンス・ブロックの『エイレングラフ弁護士の事件簿』は、決して敗訴することのない弁護士を描いた短編...
海外ミステリ本作『罪の水際みぎわ』(原題 The Trawlerman)は、イギリスの作家ウィリアム・ショーによる長編で、日本語では初めて紹介された作品です。 本国ではシリーズ第5作目にあたりますが、邦訳として読めるのは本...
海外ミステリもし自分と瓜二つの人間に出会い、その人の人生を突然背負わされてしまったら・・・。 そんなドキリとする場面から始まるのが、ダフネ・デュ・モーリアが1957年に発表した小説『スケープゴート』です。 「入れ替わり」という古典的...
海外ミステリ今回読んだのは、クリスティン・ペリンの『白薔薇殺人事件』(原題 How to Solve Your Own Murder)です。 タイトルからしてクラシックな雰囲気が漂っていて、ストーリーは犯人当て(フーダニット)の伝統...
海外ミステリアンソニー・ホロヴィッツの人気シリーズ第5弾『死はすぐそばに』を読み終えました。 これまでのホーソーン&ホロヴィッツシリーズ一覧(1〜5作) 第1作 『メインテーマは殺人』 The Word Is Murder( 201...
海外ミステリ今回読んだのはM・W・クレイヴンの『ボタニストの殺人(原題The Botanist)』 今作は上下二巻セット。 ワシントン・ポーとティリー・ブラッドショーの名コンビが活躍する、シリーズ第5作目です。 第1作『ストーンサー...
海外ミステリ『ターングラス』のタイトルの下には、副題として「鏡映しの殺人」という言葉が添えられています。 読み終えてその意味がわかってくる頃には「鏡映し」の効果がじわじわと沁みてきます。 物語は二つ収められていて、 ひとつは1881...
海外ミステリアンソニー・ホロヴィッツのホーソーン&ホロヴィッツシリーズ。 1作目『メインテーマは殺人』2作目『その裁きは死』3作目『殺しへのライン』 今回読んだのは、第4作目となる『ナイフをひねれば』です。 これまでは、ホロヴィッツ...
海外ミステリホーソーン&ホロヴィッツ・シリーズ3作目の『殺しへのライン』 1作目『メインテーマは殺人』、2作目『その裁きは死』と読んできて、やっと3作目を手に取ることができました。 でも、今回のストーリーはこれまでとはち...