感想|サミュエル・ベケット『ゴドーを待ちながら』何も起こらないのに、なぜかあたたかい
サミュエル・ベケットの戯曲『ゴドーを待ちながら』は、 不条理劇というジャンルを代表する作品です。 と聞くと、 なんだか難しくて暗い話を想像してしまいます。 けれど実際に読んでみると、意外にも軽やかで、どこかコントのような...
海外文学・小説サミュエル・ベケットの戯曲『ゴドーを待ちながら』は、 不条理劇というジャンルを代表する作品です。 と聞くと、 なんだか難しくて暗い話を想像してしまいます。 けれど実際に読んでみると、意外にも軽やかで、どこかコントのような...
海外ミステリ無実の人を救うこと。 それが、弁護士という仕事の根っこにある想い。けれど、その想いを少しだけねじれた形で貫く男がいる。 ローレンス・ブロックの『エイレングラフ弁護士の事件簿』は、決して敗訴することのない弁護士を描いた短編...
海外ミステリ本作『罪の水際みぎわ』(原題 The Trawlerman)は、イギリスの作家ウィリアム・ショーによる長編で、日本語では初めて紹介された作品です。 本国ではシリーズ第5作目にあたりますが、邦訳として読めるのは本...
海外文学・小説ステファン・テメルソンの『缶詰サーディーンの謎』(原題The Mystery of the Sardine)を読みました。 舞台はイギリス〜〜マヨルカ島〜〜ポーランド。 タイトルから推理小説を想像しましたが、実際にはもっ...
海外ミステリ『ターングラス』のタイトルの下には、副題として「鏡映しの殺人」という言葉が添えられています。 読み終えてその意味がわかってくる頃には「鏡映し」の効果がじわじわと沁みてきます。 物語は二つ収められていて、 ひとつは1881...