感想『いま、台湾で隠居してます』最高の引きこもり生活

台湾移住記

大原扁理(おおはら・へんり)さんを知ったのは、中田敦彦さんのYouTube大学で大原さんの著書『年収90万円で東京ハッピーライフ』の回をみたのがきっかけです。

90万円での節約生活ではなく、必要なものはすべて揃っているという幸せ生活

「いま、台湾で隠居してます」はその海外編。

この本は2016年の秋から3年間、台湾での隠居生活をまとめられた本です。

taipei

始まりは思いつき

なんと、台湾に移住を決めたのは、思いつきだったそう。

しかも、現地に着いてからの生活もノープラン!

そんなに簡単に移住とかできるの?

はい、できるんです。

と、大原さん。

大原さん流の台湾生活

観光旅行とは違った台湾の魅力が発見できる一冊です。

なぜ隠居先を台湾に決めたのか

もともと大原さんは25歳の時から6年間、東京の郊外で隠居生活をされていました。

隠居といっても、介護職を週に2日、年収100万円ほどの収入を得て、あとは好きに暮らすという生活。

それで、東京で隠居生活ができると分かったので、東京以外でもできるのか試してみたくなり、

じゃ、台湾へちょっくら行ってみよう!

台湾表紙

と、なったそう。

色々先のこと考えすぎると決断できないので、このくらいのノリの方がパっと決められそうですね。

とはいえ準備しておいた方がいいかも、というもの

  • ネットやパソコン1つでできるような仕事
  • 日本に一時帰国した時の場所
  • 中国語

あと、言語や相手や道具を選ばない仕事は、世界中どこに行っても通用するから、身を助けてくれる。

なのでそういう勉強をしておくのもいいかもと。

確かにそうですね。

ネット系や料理や運動、介護や趣味を活かしたことなど、縁あって仕事につながるかもしれません。

ビザやお金のこと

大原さんの場合

ビザ

移住先はさすがに台湾1択だったわけではなく、他の国もあったけれど、最終的にはワーキング・ホリデー・ビザを利用して台湾に決定。

保険

クレジットカードの付帯保険利用(航空券などをこのカードで支払うこと条件)

お金

移住用の予算から必要経費を差し引き、最終所持金17万円をもって台湾へ

着いたら1ヶ月くらいで仕事を探さなければという状況。

大原さんのマイルール

本の印税には手をつけない。

なぜなら、あくまで「東京で暮らした日常を台湾でも楽しむこと」が目的だから。

条件は変えずに、その暮らしが他国でも通じるのかを確かめる!という一種のゲームのように移住を楽しむ。

もちろん、

お金もコネもある人は、快適に海外で暮らすために使った方がいいですよ、と。

自分なりのプランを楽しむことを推奨されています。

家探し

SNSで知り合っていた台湾の友人に探してもらったそうです

条件を伝え、それに見合う部屋を2軒押さえてもらった。

あとは現地で内覧し、気に入った方と契約。

仕事のこと

中国語は話せないけど、せっかく台湾に来たのだから、台湾人を相手にしたい。

でもそうなると限られてくる・・・

じゃあどうしたらいいかなぁ・・

よし、ないなら作ろう!

と、いろいろ自分にできることをピックアップされていくんですけど、その発想の広げ方が素晴らしい。

最終的には、とある出版社から旅行雑誌のライターの仕事依頼が来て、それに落ち着いたそうです。

台湾の旅行ライターの仕事

動き始めると、望んでいたものが急に巡ってくる奇跡、みたいなものを感じますね。

生活費

家賃や食費も含めて、月5万円

ここは個人差が最も大きく出るところですよね。

何がダメで何を良しとするか。

大原さんの隠居生活のモットーは、お金をかけずに楽しみを見つけること

そして趣味は読書と散歩。たまに温泉。

台湾の公園を散歩、読書

東海岸の宜蘭イーラン県の礁渓ジャオシー温泉は良いところだそうですよ。

言語

台湾の公用語は中国語(北京語)

ただし、台湾では台湾国語(台湾華語)・・北京語と若干発音が異なる

あとは、台湾語、客家ハッカ語、各原住民の言語。

大原さんは中国語はまったく勉強せずに台湾に渡ったとのこと

とはいっても英語が話せるので中国語のカバーはできそうですよね。

でも2年くらいで中国語の通訳なしで仕事の取材ができるようになったそう。

ポイントは何度も出てくるような必須フレーズを丸暗記すること。

日常会話よりも、まず仕事で使う言葉を覚える

優先順位をつけるのも大事なことですよね。

「ひきこもり」最高

台湾に移住しても、用事がなければ基本的には部屋に引きこもるという生活

それが大原さんにとっては最高な毎日

気が向けば近所の川沿いを散歩したり、街を眺めたり、程よい距離感で人と接する。

ちょっと某番組っぽい言い方になるけれど、きっと台湾が大原さんにとってのアナザースカイなんだろうなぁ。

まとめ

旅に出たら「いろんな観光地巡りをしたい」人もいれば、「とくに何もせずゆっくり過ごしたい」という人もいるでしょう。

後者は大原さん。

こよなく日常を好み、何も予定を立てずに、気が向いた時に本を読んだり、散歩したり、買い物したり、コーヒーを淹れたり、掃除したり、昼寝したり。

それが実現できるだけの収入を得ながら、あとは自由に暮らす

この本を読みながら、私だったら、どんなプランをたて、予算はいくらで、どのあたりに住もうか・・・などなど、どんどん広がっていく妄想を楽しみました。

九份

それと、大原さんはコロナでしばらく日本に帰国されていましたが、2022年の11月頃にまた台湾に戻られたようです。

戻るって言い方、合ってるかな?

そしてトラベルライターとして仕事しながら、台湾を満喫中!

もし今後第2弾が出るなら、また読みたいと思います。

それではまた。